2012年3月27日火曜日

奥ノ院から地球を脱出。


高野山内、町の東に位置する奥ノ院。


高野山に来れば誰もが訪れる
伽藍(がらん)と並ぶ、
2大聖地として有名で
ここにはおおよそ20万基!!!を超える
諸大名のお墓や記念碑、
企業のお墓があり
このブログでも少しづつ
紹介していこうと思います。



そんな奥ノ院に建立されている
ある企業墓に幼少期、
強烈な思い込みをしていたのです。



小さい頃、ノストラダムスの大予言
『1999年空から恐怖の大魔王が降ってくる』話とか
核戦争の話とか怖かったですよね?



自分がその年になったらいくつになるか考えて、
二十歳そこそこで滅亡してしまうの
めっちゃ損するや~ん、なんて思ったり。




そんな悩める僕に
あるお墓が一つの光明を照らしてくれました。




なんでそう信じてしまったのかは、 


当時の僕の脳味噌に


聞いてもらわないと分かりませんが、


あの時は本気で


地球を脱出できると思ったのです






そう、
これに乗って
俺は脱出するんだっ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!



























。。。。。。。。。。。。。。。。





ちと、皆乗るには

小さすぎやしないかい???





つーか、墓やし。



なんてツッコミを当時、
誰も入れてくれるはずもなく、
そもそも誰にも話さなかった訳で。。


当時はロケットの下が
核シェルターになっていると想定し
この墓、、、
いやロケットに乗って
地球を脱出するんだと信じていました。




おそらくこの当時に観た映画も
トラウマのように幼心に強烈に残ったのです。







猿の惑星 ショ.ウ.ゲ.キ ラストシーン!!!





↑↑↑↑↑↑↑↑↑↑↑↑↑↑↑

人類こうなって





ドーンみたいな。





おわり




2012年3月26日月曜日

出会いの霊木 三鈷の松の子





3月後半になってもまだまだ寒い高野山ですが、
今日は、計画をしているゲストハウスの横に
生えている松の木にまつわる話を一つ。



高野山には

『三鈷(さんこ)の松と飛行三鈷杵(さんこしょう)』

という昔から伝わっているお話があります。




その話というのは、昔、空海が中国唐に渡り、
密教を学んだ後、日本へ帰国する際に
師匠から受け継いだ法具(ほうぐ)の一つ、
三鈷杵(さんこしょう)を東の空に向けて投げたそうです。





飛んでけっ----!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!








ごるぁぁぁぁぁぁぁっっっっっっっっっっっっ!!!!!!!!!!





※あくまでも僕のイメージです。




投げたわけは、
「わたしが漏らすことなく受け継いだ密教を
広めるのにふさわしい地へ行くように・・」
という願いが込められていました。


帰国後、その三鈷杵を探し求めていると、
高野山の松の木にかかっているのを発見したそうです




決定的スクープの瞬間!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!




そうしたことによって、高野山の地が
真言密教(しんごんみっきょう)の道場として
開かれるようになり、
この松を「三鈷の松」と言うようになったそうです。


現在では、参詣人の方が、
縁起物としてこの松の落ち葉を拾って帰られます。
いわゆる、四つ葉のクロ―バ―みたいなものですね。




僕もインドの仏教の聖地、
ブッダガヤの菩提樹を見にいった際も、
同じように熱心な仏教信者が
菩提樹から落ちてくる葉っぱを大切そうに
持って帰っている姿を見かけました。




では、その三鈷の松と
ゲストハウスの横にある松に
一体、どういう関係があるのでしょう?




↓ ↓ ↓






実は、ゲストハウス横にある松は


三鈷の松の実を拾って植えたら


生えてきた松なんだそうです!!!!!!!!




お隣の90のおばぁちゃんから
『これは三鈷の松から
生えてきた松やから大切にしいよ。』
と最近、教えてもらいました。




又、そのおばあちゃん曰く、
財布にその松の葉を入れておくと
お金に困らないそうで、
落ち葉を欲しがる人も多いようです。
早速、僕もササッと入れて(笑)


三鈷松の特徴は通常、
松の葉は2本に分かれているのですが
この松は3本に分かれています。


実際に
家の横の松の葉を拾って見ると。。。














ほんまやっ!!!!!!!!!!!!!!!!!










空海が密教を広める為にインドから伝わる法具を投げ


高野山の三鈷の松に引っ掛かっていたエピソードと


僕がインドに行って突然閃いたゲストハウス構想、


辿りついた先には同じく三鈷の松が立っていたという


このシンクロ率は一体なんなんでしょう(笑)




出会いの霊木として何千年も親しまれてきた三鈷の松
そしてこのゲストハウスにもある三鈷の松が
同じく多くの人の出会いを繋げる場所になれば
言う事ありません。




2012年3月24日土曜日

高野山初心者



実は僕、高野山の事、
よく知らないんです。。。


何故かというと、
高野山には、
父の都合(僧侶)で
小学2年生の時に
和歌山市内から引っ越してきて
それから高校3年生までの
11年間を高野山で過ごしました。


思春期の時は、
高野山に住んでいるのが
嫌だった。


理由は田舎だから。


十代を田舎で過ごした人は
分かりますよね(笑)


だから、高野山の事、
もちろん弘法大師の事も
ほとんど興味が無かった。


奥の院でサッカーボール
蹴って遊んでたぐらいだから。
(本当にすみません)


興味があったのは、
プロレスだったり、音楽だったり、
よく言えば、真っ当な
十代だったという事でしょうか(笑)



『僕は曼荼羅に魅せられて、
大日如来を見に
毎日伽藍を散歩していました!!』
なんて言う十代の方が
おかしいわけで。。。



それから17年経った今。
高野山へ2度目の転校。
立派なおっさんですが。



ようやく祖山の事、
お大師さんの事を
素直に感じれるようになりました。


だから毎日、
高野山の事や、
お大師さんに関する本を
読みふけっています。


難しい事は分かりません。


でも、僕なりに感じたことや
高野山の魅力を
伝えていけたら
それでいいと思うのです。


このブログで
日々の発見を
報告できたらと思います。




2012年3月23日金曜日

プレスリリース


なんとオープン前にも関わらず、
ゲストハウスについて、
取材が行われました!!!


それもこれも
日頃の行いが良いお陰
の訳がなく。。。


今回の設計を依頼している
建築設計事務所、Alphavilleさんが
手掛けてくれるからなんです。


本当にありがとうございます!!!!


Alphaville(アルファヴィル)さんについては、
違う機会に紹介させてもらいます。


プレスは
日経BP社のNEXT-Kというウェブサイトに
4月11日に掲載されます。


「若手の設計プラン」というシリーズで、
ご覧いただくのに
無料の会員登録が必要なのですが、
何らかの形でリリース後、
このブログにて
皆さんにお見せできるようにしますね。


日経BP社のNEXT-K
http://kenplatz.nikkeibp.co.jp/next-k/




This is how it started

”高野山にゲストハウスを作りたい”


そもそも何故、
このような考えに至ったのか、
このお話からブログを
スタートさせたいと思います。


今から2年前、
その当時勤めていた会社を辞めて、
次の進む道をどうしようかと
考えていた時期に
友人がインドに人生2回目の
旅に出る話を聞いたのです。


インドは呼ばれないと行けない、
なんて言われていますが、
その話が一つのきっかけになり、
ほぼ即決で彼が旅立ってから
数週間後に現地で合流するという形で
いざインドへ。


僕自身イギリス、ロンドンに3年半
住んでいた経験はありましたが、
バックパック一つで旅をするというのは初体験。



そしてゲストハウスに泊まるのも
初体験。



旅の当初はゲストハウスの存在自体も
全く意識していなかった。。。


旅を続けて行く度に、
ゲストハウスで知り合った人間や
ビーチで知り合った人間が集まり、
意気投合し、グループとなり、
集団でまた別の地へ移動の繰り返し。


旅の中盤に差し掛かり、
グループとサヨナラをし、
一人でインド南から北上して
僕はバナラシへ。


このバナラシの街を流れるガンガ―(ガンジス河)のゆるやかな流れと
せまい路地が入り組んで迷路のようになっている街が気に入り、
3日間滞在の予定がまた1日、また1日とずれていく(笑)


そんなある日の朝、
起きて外をボーッと眺めていると、
突然、降り注ぐ太陽の光のように

ゲストハウスを高野山ですればいいやんっ!!

という考えが頭に浮かんだのです。


高野山も観光地。
世界遺産に指定され、
外国人の旅行者も多い。
英語はまぁまぁ問題なし。


なんて事を頭ン中で考えながら、
一人で興奮しだして(笑)


高野山には歴史ある
素晴らしいお寺がたくさんありますが、
人によっては、
宿泊料金が思っているより高いと
言う人も。。。


日本は物価が高いし、
こうしてインドで旅しているような
バックパッカ―にとっては、
気軽に泊まれる安宿は魅力的なはず。


旅している最中も、
ゲストハウス面白いな~
次どこの泊まろかなぁ~
なんて思っていたのですが、
それが自分の故郷、
高野山と全くリンクしていなかったのが、
見事に合致した!!!!!!


今でもあの時の
興奮は忘れません。


This is how it started.



これが始まりです。



ゲストハウスを始める場所について、
また面白いエピソードがありますので、
それはまた別の機会に紹介いたします。